• [あびゅうきょ工房] 安比奈乙女通信隊記

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    [あびゅうきょ工房] 安比奈乙女通信隊記

    内容/架空の戦後日本。
    利根川を境として、北は共産主義政権の「日本人民共和国」、南は諸国の皇室が連合した「日本皇国連邦」として分断された世界。
    皇国連邦に所属する入間皇国最北端、北との非武装地帯に隣接する一角に安比奈宮と呼称される聖域があった。
    入間川南岸に位置し、太古から賽の河原として聖域化されてきた場所。
    近代になると安比奈宮まで専用線が開通、彼岸となれば大量の死者を火葬し、弔い人が参拝する大斎場として賑わった。
    生者と死者が交錯する安比奈宮。いつしかここに到れば永遠の花嫁が待っているという都市伝説が生まれ、恵まれない独身男性が生きて火葬を望む迷信『死嫁婚』まで勃興した。
    しかし、半世紀前に起こった国境紛争でこの安比奈宮は酷く破壊された。
    この紛争以降、安比奈一帯は不発弾や地雷原が放置されたまま、一切の人の立ち入りが禁じられてしまった。
    こうして安比奈宮は荒廃し、弔いの儀も途絶えたまま、死者の亡霊が彷徨う荒野と化し、人々の記憶から遠ざけられていった。
    それから四半世紀余。
    戦後75年を経て連邦の元号が「阿久」と改まった2020年初夏。
    突然、この「忘れられた聖地」に召集された入間皇国陸軍予備役の少女達が派遣されることになった。
    だが彼女達にその本当の目的は知らされていない。